パウダーファンデーションを塗った時に顔が粉っぽく仕上がってしまうことがあります。
そのことを粉浮きする、と言いますが、どうしてこの粉浮きが起こってしまうのでしょうか?
リキッドファンデーションなどと比べると、どうしても粉っぽく仕上がってしまうのがパウダーファンデーションなんです。
ですが、上手に塗ることで、粉っぽさを減らすことができます。
今回はパウダーファンデーションが粉浮きするのはなぜか、どうすれば粉浮きしないのか、について詳しく紹介します。
目次
どうしてパウダーファンデーションは粉浮きしてしまうのか?
パウダーファンデーションというのは粉が主な成分なので、液体のファンデーションと比べた時に粉っぽく仕上がってしまう特徴があります。
そのため、どちらかというとオイリー肌などテカリが出やすい肌質の人に向いているファンデーションなんです。
皮脂の分泌が多い人は、パウダーファンデーションでも時間が経てば肌に馴染んで自然に見えます。
しかし、カサカサが気になる乾燥肌の人は、パウダーファンデーションを使うことによってより肌の乾燥が顕著に見えてしまいます。
そのため、パウダーファンデーションを使って粉浮きが気になる人は、ベースの肌をしっかりと保湿してからファンデーションを塗る必要があります。
また、肌質をベースに考えると、乾燥が気になるお肌の人にはクリームファンデーションなど油分が多く含まれている保湿力の高いファンデーションの方が合っていてきれいに仕上がります。
パウダーファンデーションは全て粉っぽく仕上がってしまうのか?
パウダーファンデーションは全てが全て粉っぽく仕上がるものでもありません。
パウダーの中にはオイルなどの成分が多少入っていることが多いです。
そのため、各ファンデーションによって、しっとりと仕上がるものもありますし、粉っぽく仕上がるものもあります。
マットに仕上がるのを売りにしているファンデーションは比較的粉っぽく仕上がりやすいです。
また、コンパクトに入っているファンデーションとルースパウダーファンデーションでも仕上がりが変わってきます。
ルースパウダーファンデーションはブラシでカブキブラシと呼ばれるファンデーションブラシで塗るものが多いです。
また、ルースパウダーの方がファンデーションの粒子が細かくされていることが多いです。
そのため、コンパクトに入っているものよりもルースパウダーファンデーションのほうが薄づきで自然に仕上がるものが多いです。
パウダーファンデーションをより自然に仕上げる方法
では、ここからどうすればパウダーファンデーションをより自然に仕上げれるのか、について詳しくお話しします。
しっかりと保湿をする
きれいにパウダーファンデーションを塗るのに最も重要なのは、メイク前に行うスキンケアです。
お肌のベースがきれいに整っていないと、パウダーファンデーションを塗った時にアラが出ます。
たとえば、もし小鼻の周りがカサついていたら、パウダーファンデーションをその上から塗るとよりカサカサが目立ってしまいます。
しかし、十分な保湿をすることでその仕上がりは変わってきます。
まずメイクをする前は、きちんと洗顔をしてきれいな顔で始めてください。
化粧水、美容液、保湿クリーム、など普段行っているスキンケアをしてください。
この時点でお肌がしっとりと潤っていれば、化粧下地を塗ってください。
もし、保湿クリームまで塗っても肌が十分に保湿されていない場合は、もっと保湿力の高いスキンケアアイテムに変えることを考えてみましょう。
乳液を使っている方は、保湿クリームに変えてください。
乳液と保湿クリームは同じようなものですが、保湿クリームにはより多くの油分が含まれているのでより保湿をします。
また、オイルを保湿剤として使うのもおすすめです。
下地を塗る
しっかりと保湿をしたら、同じく保湿力の高い化粧下地を塗りましょう。
化粧下地はファンデーションのノリをよくしたり、ファンデーションを崩れにくくする大事なメイクアイテムです。
お肌に直接ファンデーションを塗るのではなく、まずは化粧下地から塗りましょう。
ファンデーションブラシを使ってパウダーファンデーションを塗る
コンパクトに入ったパウダーファンデーションには必ず専用のスポンジが入っています。
何も考えずにこのスポンジを使っている方も多いかもしれませんが、スポンジでパウダーファンデーションを塗ると、多くつきすぎて厚塗りになり、結果粉浮きをしやすくなってしまいます。
よりナチュラルにパウダーファンデーションを塗るなら、ぜひパウダーファンデーションブラシを使ってみましょう。
パウダーファンデーションブラシには多くの種類があります。
あなたにとって使いやすいものは実際使ってみないとわかりません。
自分にとって使いやすいファンデーションブラシを見つけてみましょう。
パウダーファンデーションを塗るには、資生堂のファンデーションブラシ131や多くのブランドから発売されている天然毛のフェイスブラシ、チークブラシ、またカブキブラシなどがおすすめです。
天然毛のブラシはできるだけ小さめのブラシの方が使いやすいです。
お粉(フェイスパウダーやフィニッシュパウダー)をつけるブラシは大きいですが、このようなブラシはパウダーファンデーションにはあまり向かないので小さめのものを選びましょう。
自分の肌色に合った色味を選ぶ
パウダーファンデーションを粉浮きさせないためには、ファンデーションの色味選びも大切です。
美白にしたいがために白すぎるファンデーションを選ぶと顔が浮いて見えてしまいます。
ですので、首から顔にかけてマッチするファンデーションの色味を選びましょう。
一つのブランドで見つけられない場合は他のブランドの商品もみてみましょう。
粉浮きしてしまった時の対処法
最後に、メイクをして顔が粉っぽくなってしまった時の対処法を紹介します。
パウダーファンデーションが粉っぽく仕上がってしまった場合はミストやスプレータイプの化粧水を顔全体にスプレーしましょう。
そのままほっといてもいいですし、優しくメイクが崩れないようにスポンジでおさえてもいいです。
この方法で粉っぽさは多少マシになります。
もしカサカサになっている部分があれば、その部分には再度保湿クリームを塗りましょう。
カサカサ部分が十分保湿されてスムースになったら、その上からこすらないように優しくポンポンとファンデーションを重ねましょう。
まとめ
今回はパウダーファンデーションで粉浮きするのはなぜ?粉浮きしないコツとは?についてお話ししました。
パウダーファンデーションというのは粉っぽく仕上がりやすいタイプのファンデーションです。
そのため、おすすめの肌質は皮脂分泌の多いオイリー肌の方です。
乾燥気味のお肌の方は、しっかりと保湿をすることで粉っぽさが出ないようにすることはできます。
また、しっとりめに作られたパウダーファンデーションやルースパウダーファンデーションを選ぶのもいいです。
パウダーファンデーションを粉浮きさせないためには、しっかりと保湿をして、化粧下地を塗ってから、パウダーファンデーションを塗りましょう。
塗る時はファンデーションブラシを使うことで薄づきに仕上げることができ、粉っぽさをおさえることができます。
また、自分の肌色に合ったファンデーションの色選びも自然に仕上げる重要なポイントです。
メイク後にパウダーファンデーションで粉浮きしてしまったら、ミストタイプの化粧水で水分を足してあげましょう。
今回紹介したこと参考に、パウダーファンデーションの粉浮きが起きないようにがんばってみてください。